Oracle XE processes、SPFILE の設定

Oracleでは、けっこうprocesses数が問題になることが多いので、ここでやり方をまとめておきたい。

環境

  • Oracle Database 11g Express Edition Release 11.2.0.2.0 - 64bit Production

processes

ここではprocessesの変更を行うため、以下の権限を持ったユーザで実行する。

  • ALTER SYSTEM

確認

select * from  v$parameter where name = 'processes';

設定

ALTER SYSTEM SET PROCESSES=150 SCOPE=SPFILE; 



SCOPE 説明
MEMORY インスタンスのメモリ上に変更を加えるだけで再起動時には設定は破棄され前の状態に戻る。
PFILE サーバー・パラメータ・ファイル (SPFILE) に変更を加えるだけで現インスタンスには反映されない。再起動後に有効となる。
BOTH 現行インスタンス、および、サーバー・パラメータ・ファイル (SPFILE) に変更を加える。再起動時にも有効となる。




SPFILE の設定

案の定、上記を実行したときにエラーが発生した。
SPFILE でOracle XE を起動していなかったのだ…

ここではSPFILE の作成、設定も追記する。

SPFILEの作成のためにSYSDBA,SYSOPER のどちらかの権限のユーザで実行する。

SPFILE 確認

select * from  v$parameter where name = 'spfile';

Value に値があればSPFILE で起動している。逆にnull であればPFILE で起動していることになる。

SPFILE 作成

CREATE SPFILE [= filePath] FROM PFILE [= filePath];

もし必要であればfilePath を指定することで、SPFILE の格納場所、PFILE の参照先を指定できる。